目黒通りにあるガラス張りが印象的なレストラン『Kabi』さんにお邪魔してきました。
短縮営業中は普段のコースから18時からショートコースのディナー営業でした。
初訪問のハードルが下がったので、この機会を逃すまいと行ってきました。
コロナで今まで行けなかったお店に行く機会が出来たことは、個人的に少し嬉しいところです。もちろんお店は大変だと思います。
ガラス張りのお店が目を引きませんか?
私このお店が気になったきっかけが外観でした。思わず覗きたいのに、思いっきり中を見るのは憚られる感じで。
この日は春の6品コースです。
こちらのお店、グラスやボトルでのドリンクの定期はもちろんのとこ、アルコール・ノンアルコールのペアリングがあるのです。
それも楽しみの一つ。
もちろん、アルコールのペアリングでいただきまさ。
一杯目はイギリスのビール。
ポップがしっかり香る感じの一杯といただくのは『蔵光農園のはっさくと墨烏賊』
底から掬ってまとめていただいてください、と言われたもののそれぞれの味も楽しみたい。ですが、まとめていただいた時の一体感が凄かったです。クリームチーズが濃厚だけど優しくまとめ上げているし、昆布出汁とオリーブオイルのバランスも良かったです。
ねっとりとした墨烏賊美味しい…
2杯目はこちらのワイン
フランスとスイスの国境近くのだったかな。一杯目のビールからすんなり移行できる味わいでした。(詳しい人教えて!)
一緒にいただくのは、ヒラマサのタルタル
ねっとりとしたヒラマサのタルタル。チーズが絡むと濃厚かつ適度な塩分を感じてお酒が進む。
菜の花のグリルも食感も香りも良く、グリーンピースのソースとともに全力で春を感じさせてくれました。
一皿目も良かったのですが、テンションが上がる幸せな二皿目でした。
三杯目のお酒は日本酒です。
もともとは福島の双葉町にあった酒造さんが山形に移って酒造りを継続されているようです。
山廃純米吟醸。
これ、ツマミいらずの美味しさでした。しっかりした味わいで。久しぶりに日本酒飲んだけど、本当に美味しい…!!
春の根菜と醗酵麹ソースです。
根菜類は焼く、揚げる、茹でるなど調理方法はさまざまで食感の違いも楽しめました。
濃厚な麹ソース(クリームソースって感じ!)が野菜にもお酒にもマッチします。このソースでリゾットが食べたい…とつぶやく美味しさでした。ソースはスプーンで残らずいいただきました。
三皿食べて感じたことは、どれも美味しいのにちゃんと前の一皿の美味しいインパクトを超えてくるんです。いい意味で美味しいが上書きされ続けて、ずっとテンション高く楽しめています。うまく表現できていないのですが、久しぶりの興奮する食体験だなと実感しながら折り返します。
続いてはこちら。
味わいよりも、もともとはフランスの生産者さんが当時付き合っていたメキシコ人の彼女を追いかけて移住して現地でワイン作りを始めた、というエピソードの方が印象に残ってしまいましたw(本当??)
大山どりのしゃぶしゃぶです。
エゴマのソースがかかった鶏肉はふんわり。こちらも春野菜がたっぷりで、お肉でも軽くいただけちゃいました。
微発泡のパラダイ酒
自然栽培のコシヒカリを使った日本酒でした。クイクイ進んでしまう…
食事としてはラストの豆のおじやです。
3種のお豆とチーズの塩気が美味しいおじやです。コースの最後だからもう少し優しい感じで来るのか?と思っていたら、ガツンとした美味しさで良い意味で裏切られました。
ここから肉料理いけそう…
デザートに合わせるワイン
後半のワインでカツオだし感をすごく感じる一杯があったのですが、どれだったかな記憶が曖昧です(続・教えて詳しい人)
デザートはルビーチョコと桜のムース、ふきのとうのアイスです。
ふきのとうのアイスと聞いて、最初からデザートが楽しみでした。
甘くないわけではないけど、控えめで適度な苦味のあるふきのとうのアイス、大好きです?桜の葉の塩漬けが好きなので桜のムースも嬉しい。ルビーチョコも控えめな甘さ。いちごはドライとフレッシュが添えられていて温度感や食感の違いも楽しめました。
甘いものがそんなにたくさん食べられない私でも、もっと食べたい!と思えるデザートでした。これパフェにして欲しいな…
気になっていたお店に、タイミング良く行くことができたのはコロナという怪我の功名ですね。とはいえ、もっと気軽に楽しくワイワイ会社できる日が早く来て欲しいです。
通常コースに戻っても、またお邪魔したいお店でした!(私は絶対にペアリングしたいので、翌日が休みじゃないと危険だなw)
落ち着いた頃に一緒に行ってくれる友人、大募集です。